あまり事例としてはないのですが、制作した動画を納品するにあたりDVDに収め、パッケージも合わせてデザインするお仕事がありました。
今回のDVDは、販売用ではなく学習用のDVDで関係者のみ配布されるものですから、店頭で手に取っててもらうデザインと言うより、覚えやすい、そして見かけたときに内容がイメージできる見やすいデザインを意識しました。
デザインに関して具体的な要望がなかったため、こちらでデザイナーと相談し3案ほど提出させていただきました。デザインの際には重視する要素はケースバイケースですが、今回は関係者がすんなり受け入れられる、を条件にデザインしました。スマート農業についての映像なのでモチーフは農場やスマート農機になるのですが、それをどんなテイストで表現するか?どんな表現が気に入ってもらえるか?実際に出てきた案をご紹介します。
写真左は撮影写真ベースにテキストを乗せた無難なデザインです。奇をてらわずにシンプルに仕上げました。ここに農業用ドローンでも飛んでいるとそれっぽくなるのですが、ご提供写真なのでそこは仕方がありません。中高年世代に好んでいただければと思いデザインしています。
今度は写真右です。農業とスマート農機をピクトグラム調でシンプルに表現しています。雑貨屋で売ってそうかもというテイストで少しおしゃれ感を出して、欲張りました。実際に店頭にあったら目立たないかもしれません。中性的で若い人を意識しました。
最後は中央です。これは左と右の中間とってやや左よりです。どっちつかずといえばどっちつかずです。少し女性的な柔らかいデザインです。(デザイナーは女性です)
販売用ではなく配布用となると、重視するべき点は担当者の方が関係各所に配布したときに何か「言い訳のような」一言を加えなければならない状況を避けるデザインです。手渡したときに「なにこれ?」と言われるより「はいはい、使わせてもらうよ~」とすんなり受け入れられるデザインです。
お気づきだとは思いますが、左のデザインを選んでいただけるつもりで残り2案を用意しました。ひょっとして右はあるかな?と少し思っていましたが。
選ばれたのはやはり左でした。そこから左をベースにに3案ほど展開、、、と進めたかったのですが、「あ、もうこれで大丈夫です」といわれクロージング。もう少し頑張りたかったのですが。
今回は同じデザイナーから3案ですが、異なるデザイナーから1案ずつという方法も可能です(費用は嵩みます!)。誰でも1案だけだと「納得感」が得られない、3案あれば周囲にも説明しやすいということで3案比較の方法を紹介しました。セールスの場面では松竹梅とメニューを用意すると竹が選ばれる、という話はよく聞きます。「自分さえ納得できれば!」というケースであれば違った進め方になりますので、今回はご参考までに。
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